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2010年03月18日

見ながらつくれる つめたいお菓子・飲み物

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見ながらつくれる つめたいお菓子・飲み物
森山サチ子 著
昭和49年8月初版
女子栄養大学出版部 発行

モダン・クラシックの本棚にお菓子の本などいろいろ更新しました。
家にいるときはほとんどラジオ生活ですが、たまにNHKきょうの料理の再放送を見ています。
昨夜は「絹ごしミルク」というデザートを紹介。あまりにもおいしそうで、これはぜひとも作らなければ、と思ったおやつです。ネーミング通り、やわらかな何かとろとろした食感のような感じでした。
どうやら煮立てた寒天入り牛乳を氷水で熱を下げていくのがコツのよう。牛乳の膜ができないようにゆっくりかきまぜていました。
そういえば、実家の母がよく苺牛乳寒天を好んで作っていましたが、あれはけっこう固めの食感で。
絹ごしミルク、週末にでも作ってみます。

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投稿者 カヨ : 19:10

2010年03月15日

twitter

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モダン・クラシックの更新状況や手紙舎への在庫の補充状況などをお知らせするツイッター始めました。
流行りものはいつもただ見ているだけなのですが、店主がプライベートでツイッターにはまり、お店のも始めることになりました。
何かしらの情報源は、ほぼラジオのみという地味な暮らしをしているため、最先端のこういったものはのんびりやの自分には不向きのように感じられますが、始めたからにはコツコツやっていきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 カヨ : 16:01

2010年02月26日

亜土のおしゃれ料理

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亜土のおしゃれ料理
水森亜土 著
昭和53年11月初版
潮文社 発行
カバー絵・挿絵 / 水森亜土

「うちの家風は、どうもくいしん坊にできてまして、ダンナの書く芝居も、必ず食べものが出てきます。食べることへの情熱、即、お料理の道! みなちゃま、がんばってー。」(あとがきより抜粋)

亜土ちゃんの愛情たっぷり美味しい家庭料理の本です。
季節の年中行事を大切にしている亜土ちゃんの四季折々の料理や、家庭にある材料でちょこまか作るおかずやごはんなど、日々の献立に活躍間違いなしのおすすめの一冊。
料理のカラー写真はありませんが、亜土ちゃんのかわいいイラストたっぷりで紹介してくれます。
見返しには、未来劇場の女優さんでもある亜土ちゃんが劇中に歌うという「スープの歌」の楽譜あり。

こういう読む料理の本は他にも、マドモアゼルいくこさんの本など70年代後半あたりに良いのがあります。

「昔みたいに、かまどに薪をくべてごはんを炊く、七輪に火をおこして煮たきをするというのでしたら、たしかに大変ですけれど、 今みたいに燃料が自由自在に、ラクラクと使える時代に、しかも、料理の材料は、街にあふれている。 こんな素晴らしい時代に、なにか作ってみようという創作意欲がおきないなんて、大変に非文化的なことだと思いまシュ。」(本文より抜粋)

確かに。。実に耳の痛くなるお言葉。
どんなに忙しいときの夕飯作りでも、この亜土ちゃんの料理本を参考にすれば、ぱぱっと栄養&愛情たっぷりのご飯が作れるように思います。そんな本です。

日々の献立だけでなく、日本ならでは季節行事の料理も大切にしている亜土ちゃん。
たくさんあるのですが・・十五夜には、お供物のお団子をこねて蒸しあげ、栗おこわを炊き、柿やぶどうなどの秋の果物を供えます。
おこわのおかずには、自家製がんもやレンコンのきんぴらなどなどおいしそうなのがたっぷりと。
他にも、ちょっとした簡単ひとりごはんメニューやインスタント食品を上手に利用した食後のデザートなどたくさんあるので、ここでは紹介しきれません。
入手困難本ですが、機会がありましたらぜひ。

「あなたが持っている一番大きなお鍋ン中に、じゃがいも、人参、玉ねぎを大きいまま入れちまう。 ぐつぐつグツグツとゆっくり煮こめばいいのです。バターやチーズをたくさん使えば、お肉なんかいりません。 野菜がとろとろになって来たら、塩、コショーだけの味でトレビアン。 夜だけ使って二日がかり、三日がかりで、トロリ、トロリと舌がしびれちゃうのが出来たら、あなたの一番親しいヒトを招待して、 パンの匂いがプンプンする、焼き立てのフランスパンをちぎり、ちぎり、スープをいただくとしよう。」(本文より抜粋)

投稿者 カヨ : 15:37

2010年02月22日

スープの本

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スープの本
鈴木 博・村上信夫 共著
昭和35年初版
婦人画報社 発行

元帝国ホテル副支配人の鈴木 博氏と第11代帝国ホテル料理長であった村上信夫氏によるスープの本です。

二百五十種ものレシピが掲載されています。

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このシリーズは他にもシチューの本や西洋野菜の本などがあり、先日、手紙舎の本棚へ入れました。

手紙舎にはストーブが置いております。シュンシュン湯気が立ち上るヤカンをのせたストーブで暖をとりながら、ヒバリのカフェオレやココア、チャイで身体を温めながら、スープの本など今夜の献立のご参考にどうぞ。

投稿者 カヨ : 23:42

2010年02月20日

包む

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包む
幸田 文 著
昭和32年再版(昭和31年初版)
文藝春秋新社 発行

「五月の末だつたか六月のはじめだつたか、そこの記憶がはつきりしてゐない。 額へさはる風は出來たての風とでもいふやうな初々しい風だつた。 なぜそれがわかるかと云へば、街道には緑色の樹、黒い屋根、店屋の赤い旗や縞の陽除がずうつと見通せるのだが、その緑の樹がいちめんの金粉のやうにきらきら光ると見ると、 つぎには黒い屋根が金色になる、つぎには店屋の旗が金色になる、そのつぎ、そのつぎと次々だんだんにまぶしく金色になって、すぐそこのポストまでばあつと光ると、 そのつぎには私の額がさあつと爽やかな風を感じるからである。 私は快さだけを心へ詰めこんで、頭はまるでの空つぽにして歩いて行つた。まつたく氣もちのいゝ道だつた。(本文「風の記憶」より抜粋)
上の文章は、当時、筆者が千葉街道を歩いたときに感じた想いを綴ったものです。

ふと、実家周辺のかつては愛犬と毎日歩いた散歩コースを思い出しました。そのコースは、愛犬亡き後、少し落ち着いてから一人でまたのんびりと歩くようになりました。
いまは離れたところに暮らしていますが、心の中でいつでもその道を歩くことができます。

近所に、そういえばもう少しすると桜が満開になる憩いの場所があります。 ここは、ところどころにベンチが設置されています。
先日も、夫と二人で夜遅くにそのベンチに腰掛けて他愛も無い話をしたりしていましたが、このとき私にしてはめずらしく少し体調を崩していました。
そんなとき、ゴールデン・リトリーバー1頭と白黒ラブラドール・リトリーバー2頭を連れたおじさんが向こうから歩いてきました。 きっとお父さんのお仕事の都合で、夜のお散歩組なのでしょう。
ああかわいいなと思っていたところ、2頭の白黒ラブラドールが座っている私の膝元へ来てくれたのです。ありがとうありがとうと言ってふたりの白い頭と黒い頭を交互に撫でました。 きっと具合が悪いのを感じ取ってふたりで慰めてくれてるんだね、と傍にいる夫に言いました。
飼い主のお父さんは、知らない人に遊んでもらえたと思って、犬たちによかったねぇと話しかけていましたが。
それから犬たちにさよならして、私たちも帰路につきました。

投稿者 カヨ : 23:31

2010年02月17日

ゆりかごの歌

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ゆりかごの歌
増田れい子 著
昭和60年初版
鎌倉書房 発行

「ゆりかごのなかに私はいた。とりまくのは、夏木立に漉されて清らかに絹のようになめらかになった、陽の光りと、それにも劣らずやわらかい風の触手である。」(本文より抜粋)

この本も自分用に購入したものです。暮らしにまつわるいろいろなことをまとめられたエッセイで、合間合間に読むと心が和みます。
比較的入手しやすい古本ですので、おすすめです。

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カバーを外してみると、そこにはかわいい鹿らしき動物がいます。
版画のようです。

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そして、最初のページをめくると、愛らしいリスのイラストがあります。
目次を見ていくと、素敵なタイトルがずらり。日ざしを抱く椅子、雨の風景、夏帽子、ドーナツ、枯れ葉、さんご色のモヘア、レースの襟、など。

私は、毎日のように古本ばかり見たり読んだりしているわけですが、たまに新刊書店に立ち寄ることがあります。
雑誌・エッセイ・雑貨・お菓子やパンの本など、いつ行っても同じようなテイストのものがたくさん並べられているように感じます。
実際手にとって見ると、写真はおしゃれできれい、とても手の込んだ本だと思うのですが、購入はしないことが多いかもしれません。
お客様に本をお買い上げいただくということは、とても大変なことなのだと、そのときつくづく感じるのです。

あるとき、某出版社の編集の方とお話しする機会があったのですが、そのときに「モダン・クラシックさんで扱っているような、絶版になっても多くのお客様に求められるような本を作るのが夢です。」というようなことを言われました。
それからまもなく、あるエッセイストの方にも全く同じことを言われ、驚きました。
私は文章を書く人ではありませんので、詳しいことはよくわかりませんが、自分が扱う古本を読んでいて感じていたことはあります。それは、昔の作家さんの文章は、誰からの借り物ではない自分だけの言葉で語っている、ということです。
だから、そこに刻まれた言葉がいつまでも心に残るのです。何度も読み返すのです。

投稿者 カヨ : 00:38

2010年02月11日

フランス料理の手帖

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フランス料理の手帖

辻 静雄

昭和48年3月初版

鎌倉書房 発行

装丁 / 佐野繁次郎

「日本でもフランス料理の愛好者は数多く、これにまつわることに興味を持っておられる方々のために、せめて本当のフランス料理のことなどを知って戴きたいとも考えて、あえて上梓する次第である。」(本文より抜粋)

大阪読売新聞社会部記者を経て、結婚により料理の世界へと進み、後の大阪・あべの・辻調理師学校校長となった、フランス料理研究家 辻 静雄氏。

本書は、雑誌「婦人画報」1971年7月号から1972年12月号まで連載されていた“食卓の周辺”に加筆訂正した料理エッセイです。

「手作りの味、ひとつひとつを丹念につくり、買った人も、もらった人も、その思い出になるような、味や箱を選び、けっして天文学的な売り上げ高を目標にせずに、しっかりと地に足をつけて堅実に地盤を確立していくようなお菓子屋さんは日本では生きながらえていくことができなくなってきている。」(本文より抜粋)

これは、文中の「チョコレート」というタイトルの中の話ですが、バレンタインの日も近づいているということもあり、ピックアップしてみました。

当時のパリでは知らない人はいなかったというカリスマ菓子職人のおいしいお菓子。そのお爺さんの手から生まれるお菓子を求め、エリザベス女王やらヴァティカン法王のお使い人がはるばる買いに来るというのに、お爺さんの仕事ぶりはいたってマイペース。

つくった作品を高く売ろうともせず、来る日も来る日も、心をこめて、チョコレートやプティ・フールを丁寧に作ります。

心をこめて真面目にコツコツお菓子を作り続けていたお爺さんのように、多くの作り手の人たちはみなそうして仕事に取り組んでいられるのではないかと感じています。

どんなに遠くにあろうとも、辺鄙なところにあろうとも、お客さんはそれらの作品を求めて、せっせと足を運ぶのでしょう。

いまでもお爺さんのその味が受け継がれているのかどうか知る由もありませんが、きっと、それはそれはおいしかったことでしょうね。

パリへは一度も行ったことがありませんが、いつか行く機会ができたら、調べてみようと思っています。

投稿者 カヨ : 12:16

2010年02月08日

つれづれの味 - ふたたび

先日、「つれづれの味」という本の中に登場する料理「さといもごはん」を作ったことを書いたりしてみたのですが、日曜日の夕飯にまた炊きました。

夕方から夫が所用で出掛けるため、16時頃から大急ぎで、さといもごはんと野菜たっぷりの具沢山味噌汁を作りました。豚肉抜きの豚汁という感じのものです。

さっぱりとちらし寿司を作ろうかと予定していましたが、これはひな祭り頃に持ち越そうと思います。

それにしても、本の中の料理というのは想像力をかきたてられて、ついつい作ってみたくなるものです。量などは詳しく書かれていないことが多いので目分量になりますが、いくつもの各家庭の味が出来上がりそうです。

土曜の夜は、手紙舎へ古本の納品。

金曜日~日曜日は、手紙社内「ごはん屋ヒバリ」は「おでん屋ヒバリ」になっていました。

今回は二回目となるおでん屋ヒバリ。前回も今回も大盛況で、スタッフはてんてこまいの忙しさでした。

私たちのこの日のお目当ては、自家製サングリア。夫と二人でおかわりして飲んでしまいました。

二人ともお酒は弱いのですが、赤ワインは身体を温める作用があるので良いのです。とってもおいしかったです。

投稿者 カヨ : 00:52

2010年02月04日

ひとり旅

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ひとり旅

串田孫一 著

昭和43年初版

日本交通公社 発行

ジャケット・口絵・挿絵・題字・カット / 串田孫一

「人に案内される旅は御免を蒙る。人を案内する旅もお断りしたい。行きたいところへ行けなければ旅にはならない。同じように、お膳立のすっかり出来ている旅も、私の旅ではない。」(本文より抜粋)

哲学者・詩人・登山家である著者が、七十三冊の旅に携えたスケッチ・ブックに書きつけた覚え書をもとに、それぞれの旅先で想った気持ちをイラストとともに綴ります。

今の時代、旅のおともといえば、デジタルカメラや携帯カメラといった感じでしょうか。

この本のように、のんびり汽車に揺られながら、あるときは歩きながら、鉛筆片手にスケッチするのも楽しい旅になりそうです。

「旅へ本を持って行くのは賢明かも知れない。案内記などではなしに、読みかけの本や好きな本。読む機会を無理につくらず、最も本を読むにふさわしい時と場所があった時にのみひろげるために。」(本文より抜粋)

「ひとり旅」は、自分用に購入したものです。気に入っているので、「森で読む本120冊」でも紹介させていただきました。

カバーを外すと布張りになっていて、とてもしゃれた作りの本です。

行きたいとこリストのようなものを作り「お膳立のすっかり出来ている旅」も楽しいですが、たまには「ちい散歩」風な行き当たりばったりの旅も良いかもしれません。

わたしは本格的なひとり旅の経験はありませんが、ときどき出掛けた帰りに公園に立ち寄り、ベンチに座ってまったりしています。これが何となくひとり旅気分になるのです。

と言っても、いつも同じ公園なのですが、誰か人がいるということもほとんどなく、主らしき白い猫がいるぐらいで。

今日は白猫いないな、と思っても、しばらくするとスーっとどこからか現れます。散歩中の大きな白い犬がお水を飲みに寄るのを見たり、大きな樹の葉っぱが揺れるのを眺めたり。

ただそれだけのことなのに、とても良い気分転換になるから不思議なものです。

投稿者 カヨ : 13:04

2010年02月02日

つれづれの味

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つれづれの味
増田れい子 著
1978年初版
北洋社 発行

「食べるという行為に対する人々のいつくしみ、そういうものを、書いてみたいと思った。」(本文より抜粋)

ここ最近はずっと、寝る前などにこの本をよく読んでいます。実は、以前にすっかり読んでしまっているのですが、気に入っているのでこうして何度も同じページを読んだりしています。

先月、文中にあった「さといもごはん」というものを夕飯に作ってみました。

「さといもはうすく輪切りにしておく。ぬめりなどはとらなかった。ごはんは普通にといで、さといもといっしょにし、かつおぶしをたっぷりけずって、そのままハラハラまぜあわせ、醤油と酒で、ふっくら炊きあげるのである。おかまの底には、ほんのりおこげが出来ていて、どうも、その部分がとびきりうまかった。」(本文より抜粋)

この「さといもごはん」は、著者が子どもの頃、お母さんがよく作ってくれたもの。

読んでいると、ほんと何ともうまそうで、私も作ってみることにしたのです。

釜は無いので普通の炊飯ジャーではありますが、ねっとりとしたさといもとご飯の相性がとても良かったです。

ネットで検索してみると、塩と酒のみで炊きあげるレシピもあり、こちらも良いかと思いました。

昨年より、モダン・クラシックの古本を置いている手紙舎へ頻繁に通っていますが、そのときによくヒバリでゴハンやお菓子を食べています。

全国各地から身体に良い素材ばかりを選んで作り上げられた料理やお菓子はとても美味しく、食べた後、不思議に元気が湧いてくる感じです。

生姜などはお菓子や飲み物にもよく使われているし、根菜類もいつもたっぷりです。

「冷え性ではないでしょう?」とヒバリの店主・タナカセイコちゃんに聞いてみたら、まったく冷え性ではない、と断言していました。

このような具合に、最近は、いかに食生活が大事かということを、日々感じている毎日です。

お近くにお越しの際は、ぜひヒバリのゴハンやお菓子を食べてみてください。

投稿者 カヨ : 17:16

2009年12月28日

みんなの古本500冊 もっと

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一昨年の「恵文社冬の大古本市」の開催を記念して制作された冊子「みんなの古本500冊」。 その第二弾「みんなの古本500冊 もっと」がこの度、発売となりました。

一作目、二作目と、モダン・クラシックも寄稿いたしました。
それぞれ思い思いのテーマをもとに、店主が12冊、私が8冊の古本を紹介しています。

現在、開催中の「恵文社 冬の大古本市 2009-10」と合わせてよろしくお願いいたします。

投稿者 カヨ : 12:53

2009年11月19日

冬の飲みもの

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このマリームの広告は、千趣会クック1977年4月号に掲載されているものです。
コーヒーにマリーム~という岸恵子さんのコマーシャルが今でもはっきりと耳に残っていて懐かしいです(You Tubeに無い)。
当時、実家は森永クリープ派でしたが。。。親がコーヒー好きだったせいか、私たち子どもへのコーヒー制限はありませんでした。
あと昔、ネッスルの「ニド」というのもありました。今はもう販売していないそうです。
こちらもニドニドニド~というCM曲を覚えていて・・・古い婦人雑誌には時々、広告が載っています。

東京も一昨日から寒くなってきて、我が家もとうとう暖房を入れました。

よく暖まった部屋で、コートやマフラーを着込み公園のベンチで、温かいコーヒーが合う季節となりました。

投稿者 カヨ : 15:29

2009年05月19日

明治屋の小冊子

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5月1日(金)~5月17日(日)まで開催されていました「本の楽市」、無事に終了いたしました。
今回うちは、ほんのちょっぴりしか本を持って行けなかったにもかかわらず、お買い上げいただきましてありがとうございました。
ホームページで特集した「ロシア絵本」で、取り扱えなかった傷みの激しい本のみ、今回のイベントでお安く販売(完売しました)。
写真右端にある、コブタが登場するロシアのポップアップ絵本。これもホント綴じ口がボロボロだったんですが。

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嗜好 別冊第4号 ケーキブック
明治屋本社 発行
昭和36年12月 1部30円

写真の本は、他の古本屋さんが販売されていたものを気に入って買いました。ずっと探していた本だったので。

これの続編は、ホームページで紹介済みです。

ケーキ用のレースペーパーもかわいいし、「CAKE BOOK」のフォントもいい感じです。

ビスケット・ボンボン・マカロンなどなど、いろいろなお菓子についてのお話が書かれていまして、その中の「クリスマス・ケーキ」という文章。

クリスマスケーキはイギリス人のものである。七つの海に分れ住んでいる親子兄弟、親類縁者に母国の香りを贈るため、赤道直下の暑さにたえ、暴風雨にもたえて万里の外までとどかせるための菓子であるから、半年や1ヵ年の保存性をつけるのが本格品のつねである。

カランツ・レズン・プルーンなど、ドライド・フルーツを1ヵ月間もラム酒に漬けこみ、砂糖・脂肪・玉子・スパイスで、できるだけ保存性をつける。
(本文より抜粋)

お菓子の本によっては、この伝統的なクリスマスケーキの作り方が載っていますが、こんな物語があったなんてぜんぜん知りませんでした。

子どもの頃に実家にあったお菓子の本にも載っていて、出来上がったケーキを涼しいところに吊るして、長期間干してある写真があったのをとてもよく覚えています。

投稿者 カヨ : 13:27

2009年03月23日

家庭日記 1958年

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家庭日記 1958
日本メンソレータム本舗 近江兄弟社
昭和33年11月 発行
当時の価格 100円
表紙カバー / 朝倉 摂

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昭和33年ものの主婦向けの日記です。
発行元は、なぜかメンソレータムでおなじみの近江兄弟社
販売促進用に配布されていたのかと思っていたら、後ろに値段がありました。どんなお店で売られていたのでしょう?
日記なので、その日の出来事を書くスペースはもちろんありますが、読み物としても楽しめる本、という感じのつくり。

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森田たまのきもの随筆「水」や、服飾評論家 マダム・マサコのおしゃれ随筆「アクセサリイの考え方」などもあったりして、おもしろい。

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他にも、
 料理研究家 榊 叔子「ハイキング・ピクニックのために おにぎりのいろいろ」
 美容専門家 マヤ・片岡「ほっておけぬ 中年婦人の小ジワ」
 秋山徳蔵「食卓作法」
 草月流家元 勅使河原蒼風「鋏の入れ方」
 福島慶子 随筆「歯並びは親の責任」、など。

 

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これは、日記にはさまっていたメンソレータムのしおり。

投稿者 カヨ : 16:28

2009年03月22日

暮しの手帖の第2世紀

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暮しの手帖
昭和44年9月
暮しの手帖社 発行
1969 autumn / 第2世紀 第2号

おなじみの暮しの手帖。

暮しの手帖といえば、第1世紀の判の小さい方がメジャーかもしれませんが、わたしはこの第2世紀の判の大きな方が好みです。

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本号の「身辺雑器」というページ、ずっと前から気になってます。
いろいろな人たちが、それぞれにこだわりがあり愛用している品々を紹介しているのですが、この中で、デザイナーの森 英恵さんがもはや手ばなせなくなってしまったという「ホットプレイト」。

コーヒーは、あつくないと香りがいきてこない。毎朝、このホットプレイトの上に、お湯を通してあたためたカップをのせる。熱いミルクも、コーヒーのポットものせておく。トーストもキツネいろにからりとやける。

ハムやベーコンや肉をやくこともあり、ときにはコーヒーをいただきながら、タマゴの目玉やきをつくる。
(本文より抜粋)

なんと万能選手なホットプレイトなんでしょうか。写真を見る限り、かなり大きいように感じます。

ホットプレイトといったら、お好み焼き・ホットケーキぐらいしか出番がないように思っていたので。

当時ですでに10年ちかくも使っているのだというからすごいです。ずいぶん長持ちするものですね。

パンや目玉やきやコーヒーが、食べ終えるまであつあつをキープできるのが良いなと思いました。

投稿者 カヨ : 16:44

2009年03月20日

くつろぎのある家

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小住宅 カラーブックス142
井手正雄 著
保育社 発行
昭和48年9月重版(昭和43年2月初版)

今でもたまに見かけることのできる、懐かしい佇まいの家の写真が載っている本です。

家でまったりするのがうれしくなるような居心地良さそうな家ばかり。

また家の話しです...

コンパクトでなかなか良い感じの「くつろぎのある家」を発見しました。
とくに今風のしゃれた感じでもなく、あきのこないシンプルな無駄のなさそうな造りの家で、外観はたいへん気に入りました。

ただ、このテラス部分がサンルームだったら最高です(個人的に、ですが)。花粉症持ちにはぜひともサンルームを。間取り図がないのが残念。。。

実家の今の家を建てる前の古い家。昔は多かったのかもしれませんが、玄関に雨戸が付いていました。

今はだいたい、雨戸自体無いか、あってもシャッター式ですよね。

昔は、手動でガラガラ開け閉めする木製の雨戸。あれが玄関にも付いていたわけですが、防犯面でも、良いものだったんじゃないかと常々考えています。

玄関の引き戸にもカギは付いているけれど、さらにその前にもがっちりと雨戸が付いている。

台風のようなとても風の強い日でも、木製の雨戸はしっかりとして心強いものでした。

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新婚家庭の朝食の風景
(千趣会クック1965年12月号より)

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奥様の集い
(千趣会クック1965年12月号より)

投稿者 カヨ : 23:05

2009年03月18日

昭和の暮らし

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昭和40年代の「クック」という小冊子を見ていたら、良い感じの住宅ページが載っていました。
少し前にも書いたのですが、いつも理想の間取りを求めているので、この手の企画ものにはつい見入ってしまいます。
(千趣会 COOK 昭和40年9月号より)

『狭いながらも、くつろげる生活を』

この冊子には、「住まいのファッションブック」という連載があり、本号では「2DKをゆたかにする」と題して、いくつかの団地を例に限られたスペースを有効活用するためのあれこれが紹介されています。

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ふすまを取り払ってワンルームにした例。和室なので、畳の上にジュータンを敷きつめてあります。
色使いのバランスに温かみがあり、まさに『狭いながらも、くつろげる生活』という感じの印象。

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写真には写っていませんが、間取り図を見ると、何とホームバーまで。スペースの取り方がうまい。
どこで寝るのだろうと思っていたら、奥の緑色のソファがベッドになるのでした。

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旅行好きの住人だけあり、各地の民芸品がずらり。そうです、昔はこういう家が多かったんです。
とくに地方では、町内がらみの親睦旅行やら何やらでちょっとした旅行に行く機会が多かったんじゃないでしょうか。
わたしの実家にもどっちゃりありました。こけしもどきの人形が置かれていたり、あと、茶の間のサイドボードには普段めったに飲まない洋酒がしまわれていたり、台所の間仕切りにジャラジャラしたすだれが垂れ下がっていたり。

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これはまた別の団地の住まいですが、トイレ・洗面所まわりの様子。
洗面台の陶器と蛇口のデザインがレトロで素敵です。

投稿者 カヨ : 10:09

2009年03月08日

若奥さまのお料理 基礎とおかず500種

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若奥さまのお料理 基礎とおかず500種
主婦の友 / 生活シリーズ
昭和49年6月第10刷(昭和47年8月初版)

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今はなき奥様雑誌「主婦の友」に連載されていた「材料別大判料理カード」を一冊にまとめてほしいという読者の要望にこたえて、当時、出版された料理本。
1ページに8種のおかずが紹介されていて、裏側に作り方が掲載されています。

このシリーズは何冊かあり、義母もそのうちの一冊を持っているのです。一昨年だったか、ボロボロになってしまった料理本をきれいに製本したいのだけど、と義母から頼まれました。

そこで、製本工房リーブルさんへ。

傷みを防ぐためにハードカバータイプにして、外側は布張り、布はたくさんある中から本の内容に合ったものを選び、しおりも付けてもらいました。しおりも色が選べるんです。

お金をかけて製本するより、状態の良い古本を探した方がよいのじゃないかと思うほど、その本はボロボロでした。

でも、きっといろんな思い出が詰まってるんだと思います。

表紙の一部が欠けていたのは、それをうまく生かしてそのまま使われ、折れ跡がたくさんあったページもきれいに伸ばされ、他のもう一冊の料理本と共にすばらしい本ができあがってきました。

上の画像の「若奥さまのお料理 基礎とおかず500種」は、義母の本と同じシリーズの本だなと思い、購入したものです。

書棚を見ていたら、これまたレトロな雰囲気の料理本がでてきて、鎌倉書房の「四季の味」でした(創刊まもないもの)。

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巻末にあった広告。
「貼れば安心スベラーズ」のおじさん?

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次回、天ぷらをするときに作ろうかと思っていたのですが、夕飯の支度の前の少しの時間にドーナツを作りました。
知人からプレゼントしてもらった栗原はるみさんの料理本に載っていたレシピを参考にしたのですが、早く揚げたいがために、ひと口サイズに。
またしても、揚げながらパクついてしまったので、揚げ終わる頃にはお腹いっぱい。

投稿者 カヨ : 23:26

2009年02月18日

カタコト英語で十分です

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カタコト英語で十分です
イーデス・ハンソン 著
昭和54年38版(昭和44年初版)
実業之日本社

私は、日本語以外の言葉が話せません。

これまで話せなくても生活に何ら支障はなかったため気にもしていなかったのですが、昨年ぐらいから、夫の知人がらみで外国の人たちと会う機会が増えました。

昨日は、ベルギーから観光で東京へ来られている男性二人を、夫の両親宅へ招き、皆で食事。

義両親の家は、いつも客人が多く、外国の人もときどき見えるようなので、もてなし慣れていて、さらに義母が料理上手のため、夫がそうしました。

何しろわが家ときたら、古本だらけで足の踏み場はないわ、花粉の季節で外に干せない洗濯物はビラビラ部屋干ししてあるわで、それはひどいものです(もちろん、湿気厳禁の本は、洗濯物などとは別の部屋に保管しておりますよ)。

家に行く前に、近くの西郷山公園へ4人で散歩。

もうほとんど夕陽も沈まりかけていましたが、何と富士山が見えました。ここの公園は見晴らしがたいへん良く、おすすめです。

ほんの少しだけど、二人に富士山が見せられて良かった。

「ベルギー語」というものはなく、ベルギーの人々の公用語は、フランス語とドイツ語。

いま現在、ベルギーには、約400人の日本人が暮らしているのだそうです。

ベルギーの男性二人同士で会話しているときは、フランス語で話していて、夫が交じって会話するときは、共通語の英語で話していました。

私も、簡単な会話でもチャレンジしてみようかと思うのですが、発音がヘンで通じなかったらどうしようとか考えてしまって、だめなんですよね。。。

それでも、皆でワイワイ食事して、最後には、「See you again!」と言って、ハグしてお別れしました。

が、、、あとから調べてみたら、あんまり今は「See you again」使わないみたいで、、、

お土産にたくさんいただいた、コーヒークリーム・ナッツクリーム・オレンジクリーム入りのベルギーのチョコレートを毎日パクパク食べています。

投稿者 カヨ : 16:45

2009年02月14日

一枚のキルト

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一枚のキルト
増田れい子 著
1979年6月初版
北洋社

増田れい子さんの文章が好きです。今はもうない北洋社から出ていた本は、とくに入手困難で、先日ようやくこの「一枚のキルト」を入手しました。

つれづれの味」というのもいい本です。

目次を見るだけで、どれから読もうかなと思うような素敵なタイトルばかり。

 はなやぐ雨

 枯れ葉のまちで

 ドーナツ

 めりんすの匂い

 一枚のキルト

 火鉢のある部屋
 など。

この中の「ドーナツ」というお話。

天ぷらを揚げたとき、たまに衣が余ってしまうときがありますよね。

そんなとき、増田れい子さんは、余った天ぷらの衣にメリケン粉・ふくらし粉・卵・砂糖を目分量つぎ足し放り込んで、かなり強引にドーナツを作ってしまうそうです。

しかも、型で抜かず、ひも状にした生地の両端をくっつけて輪にして揚げてしまいます。

ヘタすると、衣の中にえびやその他の魚、ピーマンのにおいなどがうっすら残っていて、それがドーナツになっても消え失せぬことがあり、あわてるのだが、ナニ、自分の口が食べるドーナツではあるし、構わずつくってしまう。(本文より抜粋)

これ、おいしそうです。

お惣菜ドーナツ風な味なんでしょうか。ぜひとも次回の天ぷらのときにやってみたい。というか、これを食べるために天ぷらにしたいぐらいな気持ちです。

でもこの前、天ぷらを作ってしまったんで、しばらくは。。。

いま、もうひとつ、作ってみたいドーナツがこれ。チョコチャンクドーナツ

母ちゃんちの晩御飯とどたばた日記で紹介されていたのを目にしてから気になっています。

増田れい子さんの本は、暮らしの中のちょっとした小さな喜びごとなどがさらっと書かれていて、読むとほっとします。

投稿者 カヨ : 12:00

2009年02月11日

言葉のぷれぜんと

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言葉のぷれぜんと
岡部伊都子 著
昭和33年初版
創元社

本書は、 京都在住の随筆家岡部伊都子さんが、昭和29年7月より、ラジオ関西・朝日放送・毎日放送で放送されていた「ハモンドにのせて」という番組の<四百字の言葉>の原稿を一冊にまとめたものです。

毎日の生活を明るく楽しくする「四百字の言葉」。

この本の中には、毎日を清々しく気持ちよく暮らしていくための元気になれる言葉がいくつもちりばめられています。

今日は、私の誕生日でした。

昨年の夫からの誕生日プレゼントは、肩たたき券

今年は・・???

遠方に暮らす甥っ子からは、「おねえちゃん、お誕生日おめでとう!」と、元気の良いかわいい声のメッセージ。うれしい。(甥っ子にとって私は伯母になりますが、実家の人たちが私のことをおねえちゃんとかねえちゃんとか呼ぶので、真似しているのです)

今年も肩たたき券にしてもらおう。
といっても、普段でも、私が凝った頃を見計らってちょくちょく肩もみ&肩たたきをしてくれるので、助かっています。

投稿者 カヨ : 23:16

2009年02月10日

すまいの設計

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すまいの設計 現代教養文庫 247
吉家光夫 著
昭和36年3月第12刷(昭和34年8月初版)
社会思想研究会出版部

本書は、当時の大成建設設計部次長が書いた間取りの本。設計図は苦心して一流設計者のものを集めました、と書いてあります。

それぞれの家族構成に合わせた実用的な間取り図がたくさん紹介されていて、ずっと見ていてもあきません。

間取りの本を見たり、不動産屋さんのチラシの間取り図を見たりするのがとても好きです。

いつも理想の間取りを追求していて、道を歩いていても、一戸建ての外観につい目がいき、また、それぞれの家の匂いにも関心があります。

もうずいぶん前になりますが、実家を新築する際に、間取り図を書きました。家相などの兼合いから、多少、水回りの位置が変更になりましたが。

実家にいる頃は大家族でしたので、全部が全部自分の気に入った間取りにすることはもちろん不可能でした。

なので、それからは「夢の間取り」と称して、理想の間取り図を描いたりしていました。

生活スペースはもちろんのこと、犬用シャワールームや雨の日でものびのび遊べるよう室内に犬用遊び場、仕事場など、自由に思うまま描いてみます。

今は、実際には描かず、頭の中だけでイメージして楽しんでいます。

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この間取り図は、本書の中のもの。この家には廊下が無く、無駄な場所もなく、有効に建築面積を使っているそうです。
現代のものはけっこう複雑な間取りが多く、あまり気に入るものがないのですが、古い本に載っている間取りは、わかりやすくシンプルそのもの。
無駄なスペースがなく、こじまりしていて、掃除もしやすい印象です。

あと、かなりのアレルギー体質のため、夏以外の季節はほとんど花粉にやられているので、2~3日分の洗濯物がたっぷり干せるような広いサンルームのある家に住みたいと、今は切に願っています。

カラーブックスの「小住宅の間どり」と「小住宅」も参考になります。

投稿者 カヨ : 00:52

2009年02月01日

くらしとおしゃれ

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20代前半ぐらいまでは、おしゃれに非常に興味があり、おばあちゃんが若い頃に来ていたスーツをお直しして着たりしていました。
仕立て屋さんで作ってもらったものが何着かあり、しっかりとした縫製でデザインもしゃれていたのです。
ヘアスタイルも60年代風にいろいろアレンジして楽しんだりしていましたが、いまはもうそんな情熱はなくなり・・・

70年代当時、「ダリヤおふろセット」というものがありまして、我が家では妹とふたりそれぞれ買ってもらいました。
プラスチック製の丸いハンドバッグ型の入れものの中に、石けん・おしろい・砂時計・口紅などが入っていて、口紅はべったりとしたつけ心地のものでしたが、他にも何か入っていたかもしれません。
石けんの色は、赤かオレンジ色、口紅も色違いで、2パターンありました。
いまの時代の女の子用にも、このようなおしゃれセットものが販売されているのでしょうか。

そうそう、あれもありました。ウテナお子さまクリーム。
母親の実家へ遊びに行くとき、バスの停留所から少しのところにあるお店。食料品や雑貨などひと通り何でも売ってる昔ながらのお店がありました。
そこで、「ウテナお子さまクリーム」買ってもらいまして。ほんと懐かしい。。。

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次の次ぐらいに、美容・身だしなみについての特集をつくろうと計画しています。
身のまわりに、良い香りのする石けんが1個あるだけでも、日々の暮らしがずいぶんと豊かな気持ちになります。

投稿者 カヨ : 00:10

2009年01月27日

特集『ロシア絵本』

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今年ふたつめの特集ページを作りました。
どうぞよろしくお願いいたします。

先週の金曜日の夜から土曜日の朝方までにかけてロシア絵本特集を更新し、少し休んでから特急電車で実家へ行ってきました。
東京は晴れていましたが、だんだんと曇り空になり、到着した頃には雨に。しかも、めったに雪など降らないところなのですが、しまいには雪まで降りはじめました。
わたしが生まれた日も大雪、おじいちゃんのお葬式のときも大雪、なんだか雪に縁があるように思います。
ご先祖様のお墓参り、そして、愛犬ファーのお墓参りをし、日曜日の夜には東京へ戻りました。

次の特集は、「人生を変えた7冊の本」第一回目の予定です(いくつかに分けることになります)。
こちらもよろしくお願いいたします。

投稿者 カヨ : 00:47

2009年01月15日

特集『ロシア絵本』の準備

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現在、今年ふたつめの特集「ロシア絵本」の作業にとりかかっています。
絵本は、イベントのときにだけ取り扱いをしていましたが、ネットでは今回が初登場となります。

投稿者 カヨ : 00:50

2009年01月12日

特集『お菓子作りの本』

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今年最初の特集ページを作りました。
若かりし頃、製菓学校の資料を取り寄せたりもしましたが、根性がなかったため、洋菓子職人の道へは進まず、です。
今は、時間がないので、お菓子を作ることができないのですが、いつかゆっくりまたお菓子作りを思う存分楽しめる日が来ることを願って。
そして、パン作りにもチャレンジ。

実家のある町にあった、小さなお菓子屋さんのロシアケーキがとってもおいしかったのですが、もうずいぶん前に閉店。
おじいさんとおばあさんの二人で切り盛りしていたので、きっと跡継ぎがいなかったのでしょう。
あんなおいしいロシアケーキ、他にないのです。でも、日本中探したら、あるかもしれないですが。。。
ネットでもいくつか探したのですが、すでに見た目がぜんぜん違いました。
自分の記憶の中にある、食感と味と仕上がりを頼りに作ってみるしかなさそうです。

投稿者 カヨ : 19:15

2008年12月28日

今年一年を振りかえり~そして2009年の抱負

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今年の古書モダン・クラシックは、たくさんのイベントに参加させていただく機会に恵まれ、たいへん勉強になった一年でした。
来年のイベントの予定は、今のところほとんど決まっておりません。

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ネットの方では、いくつか「特集」を予定しております。
確定なのは、「お菓子作りの本」特集です。自分が小学生の頃から大好きなお菓子作りをテーマに、楽しい本をご紹介いたします。
最初は、ホットケーキ・ドーナツ・ゼリーなど、オーブンを使わないお菓子を作っていました。
初めてオーブンを使ったお菓子は型抜きクッキーで、当時の少女漫画雑誌「なかよし」の付録のお菓子本を見て作りましたが、あごがはずれるかと思うほどのおそろしく硬いクッキーになり・・・
フルーツタルト・シュークリーム・アイスクリーム・アップルパイ・ロールケーキなどなど、本当にたくさん作りました。もうひさしくお菓子は作っていないのですが、お菓子作りに夢中になっていたあの頃が懐かしくなり、特集を組むことにいたしました。
来年の2月ぐらいまでにはアップできるよう準備してまいりますので、その際はどうぞよろしくお願いいたします。

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もうひとつ、「ロシア絵本」の特集も予定しております。
本場ロシアの家庭で大切に保管されていた絵本を直接送っていただいたものです。翻訳にかなり時間がかかると思われますので、こちらの公開時期は未定となります。

投稿者 カヨ : 02:43

2008年12月20日

不二家レストランの絵本

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http://www.peta.org/

不二家ショップでペコポコ長靴(赤)を買いました。
おじいちゃんにいつも買ってもらっていた記憶があるので、ついつい今でもほしくなります。
ミルキーは母の好物で、そんな不二家つながりからなのか、子どもの頃「不二家レストランの絵本」を持っていました。
絵本の装幀は全く憶えていないのですが、中身は記憶にあります。
フルーツポンチやグレープジュースなど、不二家レストランのメニューを絵と文章で紹介している絵本でした。
また、不二家のお菓子も載っていて、当時のミルキーの包み紙は、白地に赤と青のストライプ。床屋さんの外に置いてある、あのクルクルのようなイメージです。
かなり小さい頃のことなので、いつの間にか無くなっていました。いつかまた手にすることができたら。。。
先日、青山の古書 日月堂さんへ遊びに行きましたら、古い不二家の包装紙をいただきました。とてもうれしかったです。
不二家“運”がある、と思いました。

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古い不二家の包装紙(年代不明)

投稿者 カヨ : 23:51

2008年09月11日

70年代の花嫁-2

今の雑誌はどうなのかわかりませんが、古い女性向け雑誌を見ていると、結婚式シーズンに入る頃の10月号は、どこもたいてい結婚特集号になっています。

これまで見てきた中で今のところ、70年代の「家庭全科」がいちばんおしゃれでセンスが良いと思いました。

ウェディングドレス(お色直しを含む)もヘアスタイルもメイクも、です。

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右の女性は、ビクトリア調の華やかで知的な美しさが光ります。
左の女性は、少女のような甘く優しいシルエット。かわいらしいです。

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お色直しのドレスとヘアスタイルです。髪型は、1930年調のボブスタイル。
シックなドレスも1930年調のものですが、ヘアスタイルといいドレスといい、何ておしゃれなお色直しなのでしょう!

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こちらは、新婚旅行の装い。フワっとしたヘアスタイルは、ウィッグです。
秋らしい色合いのワンピースも素敵ですが、サングラスがカッコイイですね。
この頃の他社の結婚特集号では、わりとカチッとした正統派のスーツスタイルの提案が多いので、こういったスタイルは新鮮でした。

*****

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婦人雑誌「家庭全科 1971年10月号」より

投稿者 カヨ : 14:48

2008年08月18日

70年代の花嫁

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チェックと星型を浮きだし織にした伝統的なスイス地のウェディングドレス。
ナチュラルメイク+無造作なヘアスタイル+大きなリボンで結ばれた麦わら帽子で。

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桂 由美さんデザインのウェディングドレス。
プードル風にあしらったというショートヘアに白い小さなリボンが散らばって。

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チロリアン風のウェディングドレス!こちらも桂 由美さんデザイン。
すっきりとまとめられたシニヨンに細い三つ編みと白い花を組ませて。

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お色直しのドレスは当時流行だったミディ。ふっくらとした袖がかわいらしく、ぜいたくな刺しゅうが施された身頃のデザインも素敵。

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こちらもお色直しですが、ゲストドレスでも良さそうに思いました。ハイティーンの花嫁さん向けにデザインされた、ジプシー風のドレスなのだそうです。

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新婚旅行から帰ったあとの、あいさつまわりの日の装い。ウールジョーゼットの女性らしいデザインで、やわらかいピンクの色合いも初々しいミセスにぴったり。

*****

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婦人雑誌「家庭全科 1970年10月号」より

投稿者 カヨ : 16:31

2007年12月28日

入江麻木のファンシークッキング

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入江麻木のファンシークッキング
入江麻木 著
昭和57年12月 初版
女子栄養大学出版部

「あなた、お料理お好き?おいしいものは好きだけれど、作るのは苦手とおっしゃらないで、まあ、この本を手にしてみてください。」

こんな気さくな語り口からはじまる、料理研究家 入江麻木さんの家庭料理の本です。

身近な材料で簡単に作れるファンシーな料理の数々が紹介されています。

料理の本もテレビもない時代に、外国人のご主人のもとへ嫁がれた入江麻木さんは、新しい生活に戸惑いながらも、たびたびコックさんの働くキッチンに出かけては、その仕事ぶりを見てお料理の勉強をされたのだそうです。

そんな一生懸命な入江麻木さんが心をこめて作られたお料理の本だから、いま現在でも多くの方々が求めているのだなと、この本を読みながらそう感じました。

今朝は、朝食の準備をしながら、りんごジャムを作りました。

ちょうど、はちみつの空きビン1本分出来上がりました。

 りんご・・・3個

 グラニュー糖・・・1カップ

 レモン汁・・・1/2個分

いまは、料理の本もテレビの料理番組もクッキングサイトも何でもある時代です。

今年一年を振り返り、いっこうに料理が上達しない自分に渇を入れ、改めて家族のために料理の勉強をしなくてはと思いました。

投稿者 カヨ : 12:58

2007年11月12日

:: よるのひるねの古本市「よるひるふる5」 :: 終了いたしました

東京・阿佐ヶ谷の喫茶店「よるのひるね」にて開催しておりました古本イベント「よるひるふる5」は、昨日、終了いたしました。

ご来場ありがとうございました。

イベントの数日前に、初めて「よるのひるね」さんへお伺いして、お酒が飲めない私は温かいミルクコーヒーなどをいただきました。

とても香ばしいコーヒーでおいしかったです。

お店番は、店主に代表して行ってもらいました。

中央線らしい古本を・・・というオーナーさんのご希望に添えられるような本を持っていけたかどうか?と心配しましたが、何でも勉強ですのでこれからも頑張ります。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 カヨ : 20:20

2007年10月31日

よるのひるねの古本市「よるひるふる5」

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東京・阿佐ヶ谷の喫茶店「よるのひるね」にて行われる古本イベントに参加させていただくことになりました。
1日のみの古本イベントですが、ご来場お待ち申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。

:::よるのひるねの古本市「よるひるふる5」:::

日時 2007年11月11日(日曜日) 11:00~20:00

場所 夜の喫茶店「よるのひるね」

参加店舗
 よるのひるね 股旅堂 BASARA BOOKS 古書モダン・クラシック

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投稿者 カヨ : 15:51

2007年07月30日

髪の絵本

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髪の絵本
中原淳一
昭和23年発行
ヒマワリ社(後に「ひまわり社」と改名されます)

戦後まもない当時の女性のための、今でいうヘアカタログのような本。

少女から大人の女性まで、様々な髪のアレンジ法や、山野愛子さんによる髪の手入れ法、マヤ・片岡さんによる四季に応じた化粧法などが、色鮮やかな美しいイラストとともに紹介されています。

綴じ口が、薄い桃色のリボンで結ばれているところも洒落ています。

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 三つ編のある髪

 若い人に カレツヂの髪 オフイスの髪

 櫛を飾る髪

 髪の手入れについて / 山野愛子

 髪のコンクールより

 昔の髪の匂ひ

 振袖の髪

 おさげの變化

 お化粧の四季 / マヤ・片岡

 自分で結ふ髪

 四つの夜の髪

 どの髪を選びませう

 髪のながれ

 子供の髪・少女の髪

 髪さまざま

:::中原淳一さんの文章より抜粋:::

美しく装ふといふことが、色々な意味で困難な今の日本で、割合に簡単に装へるものとしては頭の髪があります。

髪がもつとも金のかからないお洒落だといつても、髪の美しさは全身との調和の上に築かれるものだといふ點を忘れないで下さい。

この一冊が、そんなあなたのパイロット役をつとめることが出来たとしたら、この上もない幸ひだと思ふ。

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投稿者 カヨ : 20:01

2007年07月28日

すてきなあなたに

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すてきなあなたに
大橋鎭子
平成18年第42冊(昭和50年初版)
暮しの手帖社


どんな本が好き?と聞かれたとき、まず頭に浮かんだのが「すてきなあなたに」でした。

この本は、著者が日々の暮しの中で気がついたこと・教えられたこと・知ったことなど、心に深くしみこんでいったいろいろなことを綴ったもの。

日常の小さな幸せをしみじみと感じさせてくれる本です。

ここにある「明日はしっかりね」というタイトルのお話より・・・

たまに、今日はツイてないな、と思う日がどなたにもあるかと思います。

“こんな日はあなただったらどうしますか。”と著者が問いかけているのですが、そんな日はゆっくりお風呂に入って、気分をよくして、好きなオーデコロンでもふきかけて、ゆったりした気持にするそうです。

以前、テレビで観たか本で読んだかで、家の中を良い香りにしていることは、運気的にも良いことだと聞いたことがあるので、確かにそうなのかもしれません。

こう書いていて思い出したのですが、子供の頃、お土産でとても良い香りのするお守りの形をした「匂い袋」を頂いたことがあり、いつもクンクン嗅いでいました。

調べてみましたら、昔の人は、魔よけのためにお香を詰めた匂い袋を着物の胸元に入れていたのだそうです。

お香は昔から大好きで家でよく焚いて香りを楽しんでいたのですが、実家にお香を焚く器具を置いてきてしまったので、早速、匂い袋を買い求めようと思います。

そして最後に。。。こう書かれています。

「鏡をのぞいて自分の顔に“明日はしっかりね”といいます。明日はなにもかも、うまくいくことでしょう。」

投稿者 カヨ : 02:36

2007年07月13日

デール夫人のデザート

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デール夫人のデザート
婦人之友ハンドブック
1974年初版
婦人之友社

簡単なものから少し凝ったものまで、天火を使わずに出来るデザートのみ約30種が紹介された本です。

桃のクリームデザート・焼かないチーズケーキ・バニラアイスクリーム・フルーツシャーベット・クレープなどなど。。。

著者のミセス・エロイス・デールさんは、日本ルーテル神学大学教授ケネス・デール氏の夫人。

故郷であるカンサス地方の料理の数々を、婦人誌「婦人之友」に紹介したこともあり、本書は、「婦人之友ハンドブック」シリーズの中の一冊です。

デール夫人には、他にも「デール夫人のクッキーズ」という本があります。

何でも、アメリカではお料理に砂糖を使わないので、食後のデザートは甘いものがよろこばれるのだそうです。

スーパーへ行くときには、ほぼ毎回アイスクリームを買いますが、我が家は夫婦でアイスの好みがまったく違うため、いろいろな種類のものを買うことになります。

夫は「パナップ」と「ピノ」、私は「チョコモナカ」と「雪見だいふく」が好み。

冷凍庫を開けたとき、こんなアイスがあったんだとよろこべるような意外性のあるアイスをたまに買ってきてほしいらしく、でも選ぶのもけっこうたいへんなので、たまにはオーブンを使わない手軽なデザートを作ってみようかと考えています。

投稿者 カヨ : 01:54

2007年06月27日

こんにちは!ホームパーティー

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こんにちは!ホームパーティー
ナウなお呼ばれ・お招きのコツ
南 和子 著
朝日ソノラマ
昭和50年初版

ご主人のカナダ転勤に伴いカナダで過ごした3年間、「パーティー学校」で学んだ経験を生かし、『パーティーを開いてみませんか』『素晴らしいホステスになるために』『プランと予算』『掃除・部屋の内外の飾りつけ』『テーブルセッティング』『パーティーの飲み物』など、ホームパーティーについてまとめられた本です。

帰国後には、暮しの手帖などへ文章を寄せていたとのこと。

「パーティー学校」とは、“ハッピー・ホステス”という講義を受け、パーティーについて勉強する専門コースなのだそうです。

サブタイトルである“ナウなお呼ばれ・お招きのコツ”というのが、いかにも70年代なかんじだと思いました。

残念ながら、この本には書き込みがありますので、古書 モダン・クラシックにてご紹介することができません。

ですので、わたしの本棚におさめられています。

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 ※その後、きれいな状態の本を再入荷できましたので、お店にアップいたしました(2007年8月30日)

投稿者 カヨ : 01:01

2007年06月19日

学研フェアレディ

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fair lady フェアレディ
学習研究社
1968年7月号 1968年10月号 1968年8月号(上段より)

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扉より

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昭和41年4月創刊、女子高生の家庭科副読本として家庭科の先生を通して毎月配られていた学研フェアレディ。
「手芸カード」と「料理カード」が付録としてセットになっていました。
手芸・ファッション・料理・雑貨・旅・学校生活のことなど、女の子の好きなものがたっぷりつまったかわいくて小さな本です。

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60年代後半~70年代前半の学研フェアレディは、古書 モダン・クラシックの「特集」にてご紹介する予定でしたが、都合により、一冊づつ通常の更新と同様にアップいたしました。
どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 カヨ : 00:06

2007年06月10日

洋服中心の夏の衣生活

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洋服中心の夏の衣生活
主婦の友1958年7月特大号付録
表紙絵 / いわさき ちひろ

昭和30年代に発売された主婦の友の付録です。

表紙いっぱいに、いわさきちひろさんのかわいらしい絵が使われているので、何て贅沢な付録本なのだろうと思いました。

「幼児の涼しい遊び着と外出着」「若奥さまの夏服はこのように」「夏の生活を快適にする、ねまき・ナイトドレス」など、子どもから大人まで夏向きの洋服や寝衣の作り方が掲載されています。

パジャマやネグリジェなどの作り方がたくさん紹介されていますが、そういえばもうずいぶん長い間、きちんとした寝衣は着ていません。

子どもの頃、夏といえば、サラッとした感触の生地のネグリジェとかを着て、蚊取り線香がそばに置かれた蚊帳の中で眠ったものです。

もう今では、ネグリジェもパジャマも蚊取り線香も蚊帳からも、すっかり遠のいてしまいました。

投稿者 カヨ : 01:17

2007年05月10日

お料理はお好き。入江麻木の家庭料理

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お料理はお好き。入江麻木の家庭料理
入江麻木 著
昭和53年12月第4刷(昭和52年12月初版)
鎌倉書房

料理研究家、入江麻木さんの家庭料理の本です。
白系ロシア人と結婚、30年余りの数多くの海外生活の経験から習得した家庭料理のレシピをまとめた一冊。

ロシア料理のレシピがメインですが、入江麻木さんの素敵なお話も楽しめる料理書でもあります。

テレビや雑誌などで料理研究家として本格的にスタートされたのは、ひとり娘で元ファッションモデルの入江美樹さん(=ヴェラさん,小澤征爾氏夫人)の結婚後なのだそうです。

ロシア料理は一度も作ったことがありませんが、ロシア料理のお店には何度も食事に出掛けました。

夫が子どもの頃から家族揃ってよく行っていたという、ロシア料理のお店「ツンドラ」です。

美味しいロシア料理をいただいたあとは、あつあつのロシアンティーを飲みます。とても美味しいので、おかわりするときも。。。

創業1960年の店内では、ロシアの民族衣装を着られたお店の方々がスマートに動かれていて、本場ロシアのムードたっぷりです。

入り口近くのショーケースの中には、かわいいマトリョーシカもいます。

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4月28日[土] ~5月9日[水]までの期間、東京・経堂のギャラリー&カフェ「ロバロバカフェ」にて開催しておりました「ロバロバカフェの春の古本市」は、昨日、終了いたしました。

ご来場ありがとうございました。

投稿者 カヨ : 15:48

2007年04月24日

ロバロバカフェの春の古本市

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4月28日[土] ~5月9日[水]までの期間、東京・経堂のギャラリー&カフェ「ロバロバカフェ」にて、「ロバロバカフェの春の古本市」が開催されます。
わたしたちのお店古書 モダン・クラシックも参加させていただきます(期間中の5月6日午後1時~5時にお店番をします)。
写真のような手芸ファッション雑誌・料理の本やエッセイなど200冊持っていきますので、お時間のおありになるときにふらりとお越しいただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

投稿者 カヨ : 15:00

2007年04月06日

四季の菓子

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四季の菓子
岡部伊都子
装丁 / 岩黒永興 版画 / 前田藤四郎
昭和50年初版
読売新聞社

60年代後半~70年代前半にかけて、「大阪読売新聞」「週刊朝日」や雑誌「ウーマン」「マダム」に連載されていた文章をまとめた一冊。

装幀は、著者が娘時代に着ていた着物なのだそう。

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“ぷるぷるふるえるもんは、にが手なんや。そういってプリンを食べない友人がいる。小さな人とひとしなみにプリンを幾つも食べる。そのぷるぷるがたのしいのだもの。”(「プリン」より抜粋)
カスティラ・桜餅・みつ豆・ドーナツ・こんぺいとう・甘酒・プリン・大福・シュークリーム・汁粉・・・など、著者のそれぞれのお菓子への思いを綴られています。
ひとつひとつのお話に添えられた、 前田藤四郎氏の版画がきれいです。
プリンはわたしも大好物のひとつなのですが、体調を崩したときなどでもツルンとのどごしが良い食べものですし、卵と牛乳でできているから栄養もあります。

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三年ぶりに風邪をひきまして、本の更新をしばらくお休みさせていただきました。
風邪などは滅多にひかないのですが、ひくとなるといつもこじらせ、完治するまで約二~三ヶ月もの日数を要します。
早めに飲んだ漢方薬が合っていたようで、咳やのどの痛みもずいぶん緩和されてきましたので、徐々に新着本をアップしていきます。
どうぞよろしくお願い致します。

投稿者 カヨ : 23:25

2007年02月10日

装苑とドレスメーキング

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装苑 1971年9月号
文化出版局

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ドレスメーキング 1970年7月号
鎌倉書房

個人的にとてもお気に入りの洋裁雑誌をご紹介します。70年代初期の装苑とドレスメーキングです。30年以上経った今でも、まったく色褪せることのない大変魅力ある洋裁雑誌だと思います。

装苑(文化服装学院)は文化式、ドレスメーキング(ドレスメーカー学院)はドレメ式と呼称されており、洋服を作るときの型紙の起し方がそれぞれあるようです。

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学生時代の友人は確か、文化式の服飾専門学校へ通っていて、舞台衣装からウェディングドレスまで作るほどの技術を習得していました。 付き合いでよく、服地を買いにオカダヤやキンカ堂へ行ったものです。 私はとてもせっかちで不器用なのですが、見ているうちになんだか自分も作ってみたくなり、当時はよく装苑の方を購読し、ブラウスやワンピースに挑戦していました。

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装苑やドレスメーキングとはまた別の女性向け冊子を読んでいましたら、1970年当時の既製服化率が、アメリカでは99%、日本では47%と記載されています。
そういえば、サザエさんの漫画本でよくサザエさんがデパートの服地売り場に行く場面が出てきて、確か1ヤール2ヤールなどと採寸してもらっていました。
うちの母も嫁入り前に町の小さな裁縫学校へ行っていたので、子どもの頃はいつも手作りの洋服をたくさん着せてもらっていて、お人形のリカちゃん用の服や布団までも作ってもらったものです。

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古書 モダン・クラシックでは、店主と二人でほぼ毎日本をアップしていますが、今後いくつかの特集を予定しております。
私が担当の女性向け部門では、60~70年代の料理やお菓子作り・手芸編み物洋裁・学研フェアレディ・千趣会デリカ・千趣会クックなどなど、たっぷりとご用意。。。
第一回目は、サンリオの前身、山梨シルクセンターから、友達や恋人に贈るプレゼント用として出版されていた、手のひらサイズのかわいいヤマナシ ミニブック シリーズです。

投稿者 カヨ : 01:40 | コメント (2)

2006年12月28日

娘につたえる私の味

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娘につたえる私の味
辰巳浜子 著
昭和45年8版(昭和44年初版)
婦人之友社
絶版

食べものは、その人の手で作られ、人の手はその人の心につづいています。

誠意と愛情によって作られる食べ物は、血となり肉となって生命につながるばかりでなく、その思いの中にもかかわりを持ってゆくものではないでしょうか。


家族の多い家庭で、寝る暇、食事の暇さえおしみたいような忙しさの中でも、赤ちゃんに乳房をふくませている間だけは、「この子の大切な時間、命ごしらえの時間」と考えて、どのようなことがあってもすべてのことに背をむけていました。

家の者たちから何んといわれても、この時間だけは赤ちゃんのために守らなければとがまんをしていました。

そして「どうか大きく、健やかに育つように、どのような困難に出合っても、正しく、道を踏み迷わないように・・・・」と祈りながら、わずか十分ほどの時間でも尊い母と子のつながりの時として、静かに祈り、願いました。


(・・・本文より抜粋・・・)

本書は、料理研究家である著者の、家族の心と健康を守るため、心をこめ手を尽くして作り上げられた料理の数々が紹介されています。

前篇「手しおにかけた私の料理」に収め切れていない料理を、娘さん(料理研究家*辰巳芳子さん)の要望などもあり、後篇として出来上がった本なのだそうです。

表紙カバーのデザインは、名物裂「日野間道」という布を復元したもので、地の部分は麻、真田は絹絲で織られたもの、とのこと。

カバーを外しますと、これは牡丹色というのでしょうか、とても美しい布張りになっています。

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写真は、お正月料理です。
一の重、二の重と、美味しそうな見た目も美しいそれぞれの料理にも、「まめで元気に働けるようにという黒豆」など、大切な意味があるようです。
こうした祈りをこめて用意される食べものの心は、母が伝えずして誰が伝えられるでしょう。
これらの本を読んで、改めて食の大切さを痛感しました。
料理を覚えて腕をあげること以外にも、得られることはたくさんあるように思います。

早いもので、もうすぐお正月です。

10代の頃は一日一日が長く感じたものですが、不思議なことに20代以降、毎日があっという間に過ぎていくように思えるのはなぜなのでしょうか。

これまで毎年お正月は、暇人なので、お餅などを食べたり甘酒を飲んだり、イトコたちと人生ゲームをしたりと、のんびり過ごしてきました。

でも、2007年1月1日は違います。

古書 モダン・クラシック」というオンライン古書店をオープンすることになりました。

店主と私の二人で運営していきます。

二人でいっしょにとは言いましても、それぞれがまったく違う分野の古書を取り扱いますので、「わたしはわたし」という感じです。

私は、衣・食・住と、暮らしまわりの女性向けの古書を、上記に紹介しましたような良書を提供していきたいと思っております。

ここまで、この拙い文章の私のブログを読んでくださり、ありがとうございました。

皆様、良いお年をお迎えください。

来年もどうぞ宜しくお願い致します。

投稿者 カヨ : 11:16 | コメント (4)

2006年07月26日

美しい 暮しの手帖

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季刊 美しい 暮しの手帖 第一世紀 第24号
昭和29年6月 暮しの手帖社 発行

観覧車が大好きなので、たくさんある暮しの手帖の中でも、とくにお気に入りの一冊です。

花森安治さんらしい温かみのあるかわいらしい観覧車の表紙です。

清水 一さんの蚊帳についての記事があり、とても懐かしい気持ちになりました。

子どもの頃、夏になると蚊帳を吊った中で皆で川の字になって寝たものです。

傍らにあった蚊取り線香の香りまでプーンと思い起こされます。

先日、ラクーアに行きました。

観覧車はありますが、「ビッグ・オー」という名称がついていて、昔のようなのんびりとした趣はないように感じます。

現在は千葉県内で遊園地と言えば東京ディズニーランドですが、昔は習志野市谷津遊園がありました。

懐かしい谷津遊園について、当時を振り返った皆さんの楽しいお話や貴重な写真が紹介されているサイトがあります。

 谷津遊園 証言集

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子どもの頃に谷津遊園に遊びに行った記憶があり、写真の裏にしっかりと谷津遊園と書かれた、おにぎりを頬張っている写真があります。
よくよく見ていると、やわらかなコットンの赤いブラウス、ウエスト部分にりんごの刺繍のあるベージュのスカート、昭和の少女マンガっぽいイラストの赤い水筒などなど、しっかりと記憶が蘇ってきました。
お弁当を食べているだけで、背景には谷津遊園とはっきりわかるようなアトラクションが何にも写ってないです。

また別の谷津遊園と謎の駅というページを拝見していて気づいたのですが、写真2に写っている初期の頃の観覧車が、美しい 暮しの手帖 第24号の表紙の観覧車によく似ているように感じました。
その後にできた大観覧車の写真もあります。

谷津遊園の閉園とともにその後観覧車は取り壊しになったようですが、コークスクリュー(ジェットコースター)は北海道ルスツの遊園地へ引き取られたとのことです。
調べてみたら、ルスツリゾートと呼ばれるところにコークスクリューがいるようで、何だかとても嬉しくなり、いつか会いに行こうと思います。
でも連れがジェットコースター苦手なもので、先日のラクーアでもほぼ無理やりサンダードルフィンに乗せてしまい、とっても怖かった様子。
ルスツのコークスクリューは一人ででも乗りたいです。

投稿者 カヨ : 01:19 | コメント (2)

2006年01月22日

動物のぞき

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動物のぞき
幸田 文 著
新潮文庫

幸田流、動物園探訪・見聞の記全10話。
動物観察(平凡…)ではなく、「動物のぞき」というタイトルがおもしろいと思いました。

昭和34年に「婦人画報」で連載された作品をまとめたものです。

シートンの「動物記」を愛読した人は多いとおもう。
あの本はまことに不思議な力をもつ本である。
読みだすとたちまち、机の前も障子も火鉢もどこかへなくなって、身のまわりには平原を渓谷を岩山を感じる。
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動物園へ行ったとて、動物たちはおいそれと、自分たちの何から何までを披露してくれるわけのものではない。
二、三時間の観覧者には二、三時間を見せているだけで、しかも語ることばをもたないのである。
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(幸田 文が知り合いの飼育係長さんと猿のオラン君のところへ行ったときの会話)
<幸田 文>「おや? 係長さんが来たぞ。係長のうしろについて来るのは? ああ、例の特別参観人という厄介人種だろう。あれは実にしつこく眺めるのが好きな人種だからいやになるね、迷惑だよ」と云うように私には見える。
<飼育係長>「そこまで思うかどうか。でも、あなたがわれわれのつれの人であることは承知しているかもしれない。まあ私どもは、晩飯にはまだちと早いがな? と思ってるんじゃないかと思いますね」

類人猿・河馬と犀・熊・しこまれた動物…動物園やサーカスで暮す動物たちのことなど、見て聞いて感じたことを素直に、それでいてとても優しいまなざしで「動物のぞき」をしています。
解説に、娘の青木玉さんが書かれた、母と生きものにまつわるエピソードも楽しい。
動物園にいる“しまうま”の頭から首へかけての部分の毛が絡み合いフケが溜まっているのに気づき、ああ痒いだろうと係りの人に、私のこの持っている“柘植の櫛”は使いなれて当りが柔らかだから、あの首のところ少し掻いてやっちゃくれませんかと聞いたことなど、何度読んでも可笑しい。
係りの人は、「今までずっと“しまうま”の世話をしてきたけれど、そういうこと考える人に出会ったことがない。あそこを掻いてやると、とても喜びますが、どうしてそれが解りましたか。」と答えたということです。
猫を愛した文人たちの話しはよく聞くし、本の中にもよく登場していますが、猿や麒麟、熊、馬、虎、兎、鳥、昆虫など、こんなに愛情豊かに動物たちのことを書かれた本を読んだことがありません。
膝に乗せた猫の手を取りながら、動物園で見た虎のことなどを猫に話して聞かせたりもしていたとか。
娘さんにとって、祖父ゆずりの生きものを愛した母が書いた「動物のぞき」は、大好きな本なのだそうです。

私は子どもの頃、パンダが大好きで大好きで、あのフワフワした身体に触れてみたくて仕方ありませんでした。

しかし大人になってくると、あのかわいいパンダの目が、よく見ると意外に鋭いことに気づいたものです。

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日本熊森協会」のホームページを見ていましたら、1月21日(土)付「今日のひとこと」に、このような記事がありました。

昨年春、新潟県朝日村にて、地元ハンターにより違法に射殺された母熊が連れていた子熊2頭が保護され、その後たくさんの方々のお力があり、現在は上野動物園に引き取られて暮しています。

上野動物園のゴリラ舎で飼育されているツキノワグマの子熊2頭の名前は、オスの「まぁ」とメスの「くぅ」。

こちらで、動物園の方に水浴びをさせてもらって遊んでいる「まぁ」と「くぅ」の動画を見ることができます。
http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0508_03/index.html

無邪気に遊んでいる可愛らしい子熊たちを見ながらも、心の中はとても複雑な思いです。

何の罪もないのに殺されてしまった母熊のこと、こんなに小さいのに母親を奪われてしまったこの子熊たちのこと、もしあのまま山に残されていたらこの子熊たちはどうやって生きていけたのだろう、そしてこれから動物園で一生暮していくであろう「まぁ」と「くぅ」のこと。

どうかこのまま元気にすくすく育つことを願うばかりです。

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投稿者 カヨ : 16:53 | コメント (0)

2005年12月12日

巴里案内

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マダム・マサコ 著
昭和32年 講談社
絶版

オンライン古書店*海月書林さんの毎年恒例イベント「海月書林古本市」にお伺いしました。
イベント会場であります荻窪のcafe galleryひなぎくさんへスタートまもなくおじゃましましたが、すでに御客様でいっぱいです。
店主の市川さんは大忙し。

御挨拶どころではない状況でしたので、早速、本棚のコーナーへ。
まっさきに目に飛び込んできたのが、マダム・マサコさんの「巴里案内」という本。
赤いチェックの装丁が素敵だと思ったことと、海月書林さんでは以前、マダム・マサコさんの特集をされていたので、きっとオススメなのだろうと思い、購入しました。
服飾評論家マダム・マサコさん独自の視点で、昔も今も多くの人々の憧れの地、パリの魅力が書かれています。

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もうひとつ、海月書林さんのイベントのおたのしみはコチラです。
たぶんイベント限定メニューだと思いますが、「海月うずまき」をお願いしました。水出しアイス珈琲もいっしょに。
どらやき風の生地に“くらげ形”さつまいも餡を入れているところが凝っています。
海月書林さんは、ご自分の日記にも書かれていますが、来年の夏頃、今回のイベント会場であるひなぎくさんの一角にリアル店舗をオープンされるそうです。
市川さんセレクトの古本と、美味しいお食事が一度に楽しめるなんて、これはうれしい。
今から4年前にパソコンを購入してインターネットをはじめてからというもの、オンライン古書店の存在を知ったのも古本を購入したのも、海月書林さんが初めてでした。
そういったことも含め、これまで都合が付かず一度も行くことができなかったイベントにお伺いすることができ、市川さんとひなぎくさんとお話させていただいて、楽しいひとときを過ごす時間が持てたことをシアワセに思います。

投稿者 カヨ : 14:09 | コメント (0)

2005年10月26日

私のコーヒー・スケッチ

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文藝春秋 編
昭和59年

ひさしぶりに最近読んだ古本をご紹介します。
本書は、全日本コーヒー協会が主催した「私のコーヒー・スケッチ」コンテストのエッセイ部門に全国から応募された約一万通もの作品の中から、“コーヒーと人々との触れ合い”をテーマに五十篇を選んでまとめられたもの。
五十篇もの作品を読んでみて、人それぞれにコーヒーとのかかわりがあり、いろんな物語があるものなのだと感じました。一万通すべて目を通したいです。

戦前にはまだ現在のようなコーヒー豆は手に入りにくかったようで、セロファンにくるまれた箱に入ったコーヒー粉入りの角砂糖があったのだそうです。
カップに角砂糖を二個ずつ入れ、長火鉢で音をたてて沸いているお湯をそそぐ。それは、薄い茶色のお湯のようなものになるらしいのですが、ちょっとのんでみたくなります。

「コーヒー党のばあちゃん」というエッセイがおもしろい。
孫娘が英語の勉強中に、“まごや、日本人というほこりをもって、世界はどうなろうと、日本語でとおしなされ”という明治気質のしっかりものばあちゃん。そんなばあちゃんは、なぜか大のコーヒー党。
“外国のものかて、ばあちゃんが入れますと、日本の味どおす”
ばあちゃんにとってコーヒーは、別の世界をくれるのだそう。
“ものすごく考えなああかん時は○○コーヒー、うれしい時は○○コーヒー、悲しい時は○○コーヒー。そりゃ、コーヒーがあたたかく包んでくれますのや。コーヒーほど、ぜいたくなものは、ありまへんなあ”…とまあこんな風に。

そういえば確かに、コーヒーを淹れてコクリと一口のんだときというのは、ふっと肩の力が抜けて、ほわっとコーヒーの香りにあたたかく包まれたような気持ちになっているような気がします。
ホントばあちゃんの言うとおりかも。
朝のむコーヒーも、夜更かししながらのむコーヒーも良いのだけれど、夕方3時~4時ぐらいのだんだんに黄昏ていく様子を感じながらのむコーヒーがいまは気に入っています。
コーヒー豆を挽いたのを丁寧に淹れたコーヒーでも、紙コップのコーヒーでも何でもいいんです。

投稿者 カヨ : 01:35 | コメント (4)

2005年07月03日

兼高かおる 世界の旅

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講談社 昭和38年初版

兼高かおる*著

1959年から1990年までの31年間にわたり東京放送(TBS系)で放送された人気旅番組「兼高かおる 世界の旅」の旅行記。
表紙の兼高かおるさんのバックにある飛行機は、当時スポンサーだったアメリカを代表する航空会社パン・アメリカン航空(愛称*パンナム)のもの。
「兼高かおる 世界の旅」は、子どもの頃、日曜日の朝に家族でのんびりと観ていたとても懐かしい旅番組です。
当時は子どもだったので詳しい内容を記憶していないのが残念なのですが、記録フィルム独特のきめの粗い映像と世界各地の珍しい映像、そして、レポーター・ナレーター・ディレクター・プロデューサーすべてをこなしていた兼高かおるさんの品の良い静かなあの“~ですの”という話し方がとても好きでした。
初期のタイトルは「兼高かおる 世界とび歩き」だったようで、タイトルによってもずいぶん印象が違うような気がします。

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“あとがき”には「兼高かおる 世界の旅」をはじめた理由が書かれていて、それは、世界各国の習慣・社会・食物について知っておく必要があるということ、またそれにより海外の出来事に関心を持つ機会が多くなるだろうと思ったからなのだそう。
本書が出版された昭和38年ですでに紹介された国々は、独立国・植民地・併せて100ヵ国余にものぼります。
兼高かおるさんが着物を着た写真が掲載されていますが、着物姿で取材をしていると、ほとんどのことが可能になったり親しみをもたれるということで重宝していたそうです。
大人になった今、いつか「兼高かおる 世界の旅」の映像をじっくりと観ることができたらと思っています。

兼高かおる 旅の資料館


投稿者 カヨ : 23:20 | コメント (4)

2005年06月14日

ビートルズ詩集:愛こそすべて

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新書館 1971年初版

訳*切羽美代子

アートディレクト&レイアウト*宇野亜喜良

1960~1980年代に新書館より出版されていたフォアレディース・シリーズの中の一冊です。“あなたがだいじに持っている ビートルズのレコードを聴きながら いっしょに歌ってもらおうとまとめた作品集”なのだそう。わたしはビートルズのレコードを一枚も持っていないのですが、ちょっと歌ってみたいなと思いました。新書館フォアレディース・シリーズは少しずつ集めているのですが、女性にたいへん人気がある古本ですので、なかなか手に入れることができません。「ビートルズ詩集:愛こそすべて」の中からお気に入りの詩をご紹介します。

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All my loving

愛の腕に抱かれて目をとじ
くちづけをうける
明日からは 新しいきずなで
ふたりは結ばれる

愛がわたしのとなりにいるから
離れていることも
孤独ではない なぜかしらずに
こころが熱くなる

オール・マイ・ラビング
燃える 愛
すべてを あずけたい

愛の手紙に書ききれぬくらい
真心をおくりたい
ふたりにとって今の気持ちほど
たいせつなものはない

オール・マイ・ラビング
燃える 愛
すべてを あずけたい

わたしの明日を
すべてを あずけたい


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The long and winding road

果てしない道が
つづいている まえに
暗い道 消えて
輝いている
わたしをこのまま
導いてください

かずしれない道
あゆんできた あとに
最後の道を
みつけた今は
すべての傷を
忘れてしまう

風が雨をふき払うように
わたしのほおの涙もかわく

一歩 一歩 のぼってゆく
道は 長いけれど
幸せに つづく
この道の果てまで
あゆみつづける

果てしない道が
つづいている まえに
暗い道 消えて
輝いている
わたしをこのまま
導いてください

投稿者 カヨ : 21:34 | コメント (4)